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2009/09/22

クラシックブック挿画展vol.2 その1

5月末にかーたんの母親が骨折して、退院に合わせて帰省するように言われたのは昨日書いたとおりです。退院がいつになるのかはっきりしないまま、展覧会も開催できずにその日を待っておりましたが、余りにも目処が立たないので、「クラシック挿画展vol.2」と「もうひとつの吉田克朗展『触』」の開催を決めたところへ、今月の19日退院との知らせが入りました。
かーたんには姉がおり、その姉も隣の県で家庭を持っています。母が入院してからは姉が度々帰っては色々な手続きをしたり、親戚にお願いをしたり、世話をしたりといろいろやってくれました。今回の帰省で姉とバトンタッチするつもりでいたのに、それもできず後ろめたさを感じています。(ゴメンよ姉上)

さて、「クラシックブック挿画展vol.2」では Edmund Dulac の挿画を展示しました。

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1911年にHodder & Stoughton 社から出版された「Stories from Hans Andersen with illustrations by Edmund Dulac」からの28点です。vol.1で展示した Arthur Racham の後任として先の出版社のお抱えイラストレーターとなった彼は日本や中国の絵画にも影響を受けており、代表作であるアラビアンナイトも含め、その異国的情緒溢れる絵画で当時のイギリスでの人気を不動のものにしました。
前回のvol.1ではキャプション代わりの英文の日本語訳を付けなかったので説明が大変でした。今回は絵と対になっている英文の和訳をちゃーんと付けました。本の様式に沿って装飾も入れてみました。
090922_1

アンデルセンの童話を久し振りに読み返し、人魚姫を訳す時には思わず涙ぐんでしまいました。
かーたんは児童文学者協会が主催する教室にしばらく通っていたことがあります。そこで、自分の書いた作品を発表し、先生や仲間に批評してもらうのですが、「主人公を死なせる」「安易なお涙ちょうだい」はタブーとされる傾向がありました。ですが、アンデルセンの童話はそのタブーばっかりじゃないですか!…って言っても出来が違うのですが。でも、暗いなー、こわいなー、かわいそうだなー、これ子供に読ませていいのかしら?様々な想いを巡らせつつ、この歳になって世の中の不条理も経験し、アンデルセンの作品が少し理解できたかーたんでした。


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